「賃貸」か「持ち家」か
家は買わざるを得ない簡単な理由(All About )という記事を読んで。
家を造る仕事をしていながら、常に考えていたことがあります。
マイホームを持つことは莫大な借金という負担を背負わせることではないか?
毎月返済しなければならない住宅ローンという固定された縛りによって生活を窮屈にさせているのではないか?
お客様は豊かな暮らしを求め欲求があって家づくりを行っていますが果たして本当に正しいのか?
今回この記事を読み一つの考えを持ちました。
それは
老後の生き方も思い家を持つということ。 定年後に家賃がかからないことはファイナンスの面からも一番大きいメリットだと思いますが、 それよりも老後の生活が気持ちの面で安定すると思います。 大黒柱のご主人が家族を包むために家を建てるという事実は
とりあえず寝るところがあって、
そこは住み慣れた自分の土地になる。
庭があれば土をいじり自然に触れることができる。 子供が気兼ねなく遊んで騒げるし、
自立した子供達にとっては帰る場所になる。 やはり暮らしや生きることとは地に足をつけること
「電気・ガス・灯油」熱源として一番安いのは?②
前回の続き 光熱費を節約し省エネルギーな暮らしのために H26年11月の時点では灯油が一番安いです。 (価格が高騰するリスクについては灯油代が30円ぐらい上がるとオール電化より高くなります。今はシェールオイルや世界経済情勢によって原油価格が下がっています。) ガスと電気は同じくらいです。(旭川地区の場合。札幌のように北ガス地区はもう少し安くなります。)今後シェールガスやメタンハイドレートによって下がるかもしれません。そうなれば電気の発電コストも下がります。いつになるかわかりませんが・・・ 日中は不在で夜に家にいることが多い方は深夜電力が安いのでオール電化のほうがお得でしょうか。(断熱性能の低い家でオール電化は暖房設備が増えて電気代が高くなります。今回はQ値1.3で計算してます。)あとはガスコンロかIHクッキングヒーターかの好みで選んでも良いかと思います。 電気代はこれからまた上がるのでしょうか?今後も上がって行くと家庭の生活だけではなく工業や産業も含め日本事態が厳しくなる。どうしても現代の暮らしと電気は切り離せない。エネルギーはどれかが上がれば他
「電気・ガス・灯油」熱源として一番安いのは?①
光熱費(給湯・暖房)の比較。 家庭の光熱費は給湯・暖房費が一番かかります。 特に北海道ではエネルギー消費割合の内74%程度が給湯・暖房で使われます。 新築するときに悩むことのひとつが、「電気・ガス・灯油」どれを熱源に選べば良いのか・・・ 震災前は電気による火を使わない安全性とクリーンな暮らし、深夜電気の安さと灯油の高騰もありオール電化を希望するお客様が多かったです。 しかし、震災以降 ほくでんの電気料金値上げが相次ぎました。オール電化詐欺だなんて言ってる人もいます。正直言って、原発問題が起こるなんて思ってもいませんでしたし、日本の技術は安全で原発も安全なもんだと気にしたこともなかったです。 オール電化は間違いだったのか。熱源はどうしたらいいのか設計者として、建築家として、見解を持たねばなりません。熱源の違いによって現在の光熱費(給湯・暖房)はどれくらいの差が出るか試算してみました。 <設定条件>
北海道旭川市、新築、Q値1.3 相当隙間面積1.0以下 木造2階建て 延べ床面積100㎡ 夫婦2人子供2人の4人家族 暖房設定温度を20℃とします。