設計と施工を分離する大いなるメリット

 

1.コンセプトを決めて作ります。

いろいろな要望をお聞きし、家族にとって本当に大事なこと、大切なことを整理し、家づくりのテーマを掲げます。コンセプトとは、暮らし方です。家づくりの過程において、さまざまな判断基準となります。

 

2.居心地の良い寸法で作ります。

居心地の良さは、家具と家具、人と人、自然との関わり、キッチンと家族など距離感に影響します。人の身体に合ったサイズで、家事の動線を検討し、目線の広がりと奥行きを考え、きちんとした寸法で作ることが良い建築の条件です。

 

3.素材を吟味します。

素材や器具は選び放題です。ハウスメーカーや工務店は、標準の仕様から外れると、途端に高くなります。設計事務所は、素材について常に情報を収集し、物件ごとに検討を重ねます。肌触りや質感、耐久性、メンテナンス性を吟味し、空間に合った素材をセレクトします。

 

4.インテリアコーディネート・家具デザインが無料

実際の空間の使いやすさは、家具の配置で決まります。設計の段階から、パーフェクトな家具の置き方を提案したり、空間に合った寸法で、オリジナルの家具をつくったりします。

 

5.模型を作りながら家づくりを進めます。

建てる前に空間をイメージすることができます。図面やパースではわからないこと、特に、日の入り方がはっきりわかります。開口を絞ることで、適切な壁を残し、落ち着いた空間をつくることができます。

 

6.照明計画もデザインします。

空間に合った照明器具を提案し、照度計算によって無駄な明かりを省きます。作業する場、くつろぎの時など適切な明かりの空間をつくります。イニシャルコスト、ランニングコスト、両方節約できます。

 

7.プロジェクト全体をデザインします。

工事だけではなく予算も含めた全体の監理から、細部のデザインにもこだわります。どんなふうに暮らすか、どんな暮らしがしたいのかというビジョンを満たすために、お客様一人ひとりに合った家を設計します。

 

8.クライアントの立場に寄り添えるのは建築士だけです。

家づくりは、人生の一大プロジェクト。プロジェクトを成功へ導くために、緻密な計画と万全の体制を組んで挑みます。しかし、初めて建てる方は、わからないことが多くて、不安になりませんか?

 

お客様と会社の1対1で進めるものづくりは、力関係のバランスからお客様にとっての不利益を生じてしまうことがあります。例えば、家づくりの過程の中で、要望を伝えたときに、「それはできません」と住宅会社の担当者から言われた場合、

 ・それはプロとして辞めた方が良いという意味なのか?

 ・予算の問題なのか?誰も出来ないのか?

 ・その会社の技術ではできないのか?

 ・ただ単に面倒なのか?

 ・誰が正当性を判断するのか?

これらの確認には知識と経験が必要です。別の提案をすべき時もあります。建てた後に、「ああすれば良かった」「こうすれば良かった」と気付いても、やり直しができません。自分たちできちんと勉強し、交渉に関わっていくことは大切なことですが、建築という分野はあまりにも身につけるべき知識が多過ぎます。家づくりの過程の中で、「建築士」がアドバイザー的役割を担い、施主の代理人として交渉に関わり、チェック機構として働く必要があります。

 

施主、工事会社、建築士がバランスをとり、協力してプロジェクトを進めることは、家づくりにおいてとても良い結果を生みます。

 

建築士は、クライアントの「理想」を描くことで報酬をいただきます。建設自体で利益を得るわけではありません。それは、クライアントの利益を第一に考えることができるということです。

いい家をつくるために、設計技術は必要不可欠です。工事における欠陥の原因の根本には、「図面がない」「図面の不足」「図面と違う工事」が引き起こしていることがとても多いです。考えるプロと造るプロが最大限専門性を発揮すべきです。設計図を基準に現場をチェックすることができます。設計と施行が同じ組織の中で行われる場合は責任の所在が曖昧になります。施工責任と設計責任を明確にします。お客様と考えた設計の「かたち」を現実の「かたち」へと監理するのが建築士です。「打ち合わせ」「設計」「現場」をつなぎ、始めてのヒアリングから完成お引き渡しの終わりまで、担当者(建築士)がお客様とのイメージを共有し家に投影していきます。建築業界には「現場は生き物」という言葉があります。多数の業者と職人さんが協力し合うことで現場は進みます。人間の手によってつくる以上どんなに気を付けていても間違いや手違い、勘違いが起こってしまう可能性があります。また、現場が出来上がって行くと空間のイメージをよりリアルに感じることができますので、お客様と一緒に、現場にて仕上材のサンプルを確認し決定や変更などを行うこともあります。設計図通りに工事がなされていることのチェックだけではなく、大小様々な問題に事前に対応し、工事会社との連携、調整、変更図面の作成などを行います。工程ごとに工事写真、監理記録、工事監理報告書にて現場状況をご報告致します。記録に残すことで欠陥を防止し、将来の補修や改修の場合にも役立ちます。

 

9.将来のメンテナンス費用についても考えて設計します。

当事務所で1年、2年、5年、10年点検を実施します。完全なメンテナンスフリーは難しいです。長持ちする材料を使い、日々の掃除と定期的なメンテナンスが重要です。また、設備機器には寿命がありますので、設備更新費用、これらの更新がしやすい設計も必要です。どこまでが保証対象なのか基準を決めていますが、オリジナルの製作品や自然素材は予測出来ない現象が起こることがあります。それが施工による不具合の場合と、ある程度仕方の無い場合もあります。建築は商品ではなく現場で造り上げる生ものです(素材の表情、例えば木目などそれぞれ違います。味わいととらえるか、不良や欠陥ととらえるか)性能には関係無くても気になる方もいらっしゃると思いますが、既製品は新築時は綺麗ですが、傷めば終わりです。接着剤、ビニール、シートで作る化学製品は補修が出来ません。既製品は廃盤になることもありますし、流行り廃りもあります。デザインとしても長い年月に耐えられないので、数十年後のみすぼらしさは否めません。製作と既製品のバランスを考えて設計し、「愛着の持てる家」になることが理想です。日々のメンテナンスについてだけではなく、10年後、20年後、30年後の建物の老朽化の具合によって、改修や修繕の必要性などご相談いただきたいと思います。家を建てるときに、メンテナンス工事がなるべくかからないようにすることや掃除のしやすさ、将来のライフスタイルを考慮して計画することも、家を設計する上でとても重要だと考えています。子供のことを考えて、家の計画を始める方が多いと思いますが、お子様が独立されたとき、家が大きすぎるという問題が起きるかもしれません。一人や二人で暮らすには広すぎる、水回りが遠すぎる、段差や手すり、車椅子を考えたときの間取りなど、スペースのあり方と生活の変化に対するデザインも最初の計画段階から必要だと思います。また、大きい家は維持管理費用と光熱費が多くかかります。ランニングコストについても設計段階で考慮すべきです。

 

※住宅瑕疵担保保険

構造耐力上主要な部分と雨水の侵入を防止する部分の瑕疵に対して引渡しから10年間、損害を賠償します。万が一、施工業者が倒産した場合にも補修等が実行されるための保険です。(※保険の対象となるのは基本構造部分です。すべての部分が保証されるわけではありません。「瑕疵」とは完成された仕事が契約に違反することをいいます。)

 

10.設計と施工を分離することで、コストを削減します。

※予算2,500万円で建てた場合の各社比較(各企業発表の有価証券報告書、決算報告書より算出)

 

ハウスメーカー

25%

(625万円)

10%

(250万円)

45%

(1125万円)

20%

(500万円)

実際の工事は外注になる

モデルハウス・人件費・研究開発費など、大手は30%〜40%の経費が必要になる

 

工務店

36%

(900万円)

40%

(1000万円)

18%

(450万円)

6%

(150万円)

利益・役員報酬・給料・会社運営費・

工事経費を含めると20%〜26%になる

H.S.A. 建築設計事務所

44%(1100万円)

材料費で200万円以上の差となる

34%

(850万円)

12%

(300万円)

設計監理費 10%(250万円)

(※木造40坪程度の場合)

建設会社の利益・人件費

・工事経費は9〜13%

木材・建設材料費

外注費

(大工さん、足場屋さん、建具屋さん、塗装屋さん、家具屋さん、板金屋さん、電気屋さん、設備屋さんなどへ支払われます。)

工事に関わる現場の経費です。

住宅会社としての利益です。会社の運営費と人件費です。設計事務所にとっての設計監理費用に当たります。

総予算の中での設計監理料10%は「魅力的な空間の実現」のための、直接的なお金です。

 ・設計・デザインの検討、模型製作、設計図書の作成

 ・構造計算、断熱性能の計算

 ・各種申請業務

 ・見積書の精査、工事費の交渉

 ・工事監理

 

住宅会社の経費の中身は、利益・役員報酬・従業員給料・営業活動費・光熱費・宣伝費・会社運営費です。住宅を商品として売る企業活動には、多くの経費と会社としての利益が必要です。また、自前ですべての工事を行っている会社はありません。販売棟数が多ければ、工事のほとんどが外注になり、下請けマージンが加わりますので、実際にはさらに経費がかかっており、コストパフォーマンスは低くなります。

 

一級建築士事務所 H.S.A.では、

建設会社に直接工事を依頼しますので、設計料を合わせても、住宅会社で建てた場合のトータルの経費率より少ないです。総予算2,500万円では、お客様がお支払いする経費分で200万円以上の差が出ることになります。その分の費用を上質な素材に使ったり、キッチンやお風呂のグレードを上げたり、カーポートなどの外構、太陽光パネルなどの省エネ設備、家具をこだわったりなど、家づくりの選択肢が広がります。

 

設計と施工が同じ会社で行われる場合、見積りがブラックボックスとなり、本当の意味で、何にいくらかかったかわかりません。設計する人と工事する人を明確にし、価格が透明になり、あいまいさを消すことで、何にお金をかけるべきかはっきりわかります。お客様の暮らしをつくるために、一級建築士事務所 H.S.A.では、「質」を高めることに直接お金を使う家づくりを行っています

 

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齋藤弘源建築設計事務所