

カリフォルニア・デザイン1930-1965 ーモダン・リヴィングの起源ー
今見てもおしゃれで、センスの良い物がたくさんありました。車などとてもかっこいいです。現在の工業製品やインテリアのデザインはカリフォルニアつまりアメリカを象徴する場所から生まれその系譜が続いているように感じます。この時の感性を超えられていないとも言えます。このデザインの系譜は爆発的な人口の増加に伴い郊外に家を持ち、車社会となった生活のスタイルの中で大量に生産し売るためのデザインと生産方法、加工技術が発展し、繁栄した時代だと思われます。その流れの先に現代がありますが、現代は成熟し、そして環境問題や人口減などさまざまな新たな問題があります。現代に求められているのはさまざまな問題を解決するためのデザイン。大量生産ではなく、その場所に属したデザインが求められていると思います。 #アート


HOUSE VISION
日本の住宅は、繊細でシンプルで柔らかな質を持っていると指摘されるその一方で、マンションやアパートに代表される住宅は、素材に対する感性もなくアンバランスで悪趣味だという指摘があります。日本の伝統と美意識から隔絶し殺伐とした住空間を見直し、住環境を大きく変えるために日本の家を世界に輸出するという視点から住まいのビジョンを考える展覧会です。日本の家を輸出するという視点は日本の価値を考えることでもあり、世界から見たときの日本の優位性は、千数百年の伝統を携えた、秩序、生活美学、繊細さと緻密さ、簡素美、という美意識の精神性をもった文化にあります。日本人の美意識を住まいのかたちに活用していく洗練された未来を建築家と共に建材や住宅、自動車メーカー、不動産会社が提示するという試みは普通の住宅展示場とは違ったものとなっていました。 (Facebookページに写真をアップしました) #アート