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日独国際シンポジウム ドイツの省エネ住宅政策に学ぶ


省エネ先進国ドイツから学び、これからの北海道に求められる住宅を考えていくシンポジウムです。ドイツの省エネ政策は、オイルショックから始まりましたが、福島を機に脱原発へと舵を切っています。新築住宅は、再生可能エネルギーを利用したゼロエネルギーハウスから、さらにプラスエネルギーハウスプロジェクトへと進んでいます。ヨーロッパは、古い建物を残さなければならず、簡単に建て替えたりできませんし、都心部では賃貸が多く、断熱工事をして費用をかければ、家賃が上がることになります。そういった意味では日本より大変で、省エネの普及はどこの国も難しいようです。日本全国で考えると断熱施工はまだまだですが、北海道の断熱施工はほぼ標準化しています。次世代基準ではドイツ並です。今後の北海道は暖房エネルギーが限りなくゼロとなるような断熱レベルを目標にしています。ドイツから見ても北海道の断熱の施工技術は高いですが、プレハブ住宅ばかりが広がる景色は、残念に感じてしまうそうです。断熱性能だけではなく、日本の伝統的なデザインも大事にしていく必要があります。

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