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一戸建ての価値


家を住むためのただの箱と思い、箱の中で生活するという考えの元でイエというカタチをつくり、効率という利益のソロバンからデサインした間取りをつくっても、豊かな暮らしを実現することは難しいのではないでしょうか。本当の家づくり、暮らしのためのデザインでなければ駄目だと思います。暮らしとは地に足をつけて生活を営むこと。地に足をつけることはその土地の環境と共に生きること。まわりに広がる自然、社会、人とのコミニティという環境。家づくりとはそれらの環境との接続と境界をデザインし、土地「場所」との豊かな関係を築くこと。大地に根を下ろす建築と共に、意識や考えも地に足を付けて生活したいです。日々の暮らしが大地の上で営まれていることを感じる生活は人としての豊かさにつながると思っています。

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